シミュレーション天文学のこれまでとこれから -ハードウェア・アプリケーション・サイエンス-
シミュレーション天文学はコンピュータの進化と共に急速に発展してきました。その中でも、N体シミュレーションは惑星系から星団、銀河、宇宙の大規模構造まで、あらゆるスケールの粒子系に用いられ、専用計算機GRAPEの登場によって、飛躍的な進歩を遂げました。
このように、シミュレーション天文学の発展はハードウェアの発展なくしてはありえない一方、ハードウェアの能力を最大限発揮するにはアルゴリズムやコード(アプリケーション)の開発も不可欠です。本研究会では、最近のシミュレーション天文学に関わる研究成果を総括し、今後の展望をハードとアプリの両面から議論します。
なお、懇親会では、長年この分野を牽引してこられた牧野淳一郎先生がご還暦を迎えられたことをお祝いします。
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